D&D 戦闘ルールメモ
正確なルールはルールブック参照。
全体観
戦闘は「ラウンド」制
ラウンドごとに、全ての登場人物が一回ずつ行動する
1ラウンドは一瞬のできごとなイメージ (約6秒)
行動順 (イニシアチブ)
行動順は戦闘開始時に振った「敏捷力」ロールの大きい順
同値だった場合 ... いい感じにやる (味方同士なら相談するなり、 DM がよしなに決めるなり、ダイス振るなり)
同一のデータを持つ集団 (ゾンビ軍団とか) は、一体一体個別に振るのではなく、集団全体で一回振る
例: PC1 → PC2 → ゾンビ軍団 → PC3
ターンの流れ
各クリーチャーは、ターンごとに「移動」と1回の「アクション」を行える
※ 「ボーナスアクション」を持っているクリーチャーはさらに追加行動できる
移動は分割することもできる
例:移動速度 6m のクリーチャーが、 3m 動いて、攻撃した後、さらに 3m 動く
足場の悪い場所を歩いたり、水の中を泳ぐ場合は、倍の移動コストを消費する
攻撃ロール
「1d20 +能力補正値+武器の習熟ボーナス」が相手の AC 以上なら成功
近接武器 ... 「筋力」を適用、成功したら「武器の基本ダメージ+筋力修正」
投げて遠隔攻撃する場合も「筋力」
遠隔武器 ... 「敏捷力」を適用、成功したら「武器の基本ダメージ+敏捷力修正」
遠隔武器を近接攻撃に使う場合、「不利」を得る
1 の目が出た場合、ボーナスなどの値にかかわらず、確定失敗
20 の目が出た場合、確定成功の上、ダメージ計算で振るダイスが2個になる
追加ダメージがある場合も、ダイスを振るたびに追加のダイスを得る
※ ダイスが2倍になるだけで、修正値は2倍にならない
遮蔽
敵が別の物やクリーチャーで遮蔽されている場合、攻撃や呪文が当たりづらくなる
1/2 遮蔽 (敵との間に別のクリーチャーが居る、または物体が敵を半分程度覆っている)
AC と「敏捷力」セーヴに +2 のボーナス
3/4 遮蔽 (物体が敵を 3/4 程度覆っている)
AC と「敏捷力」セーヴに +5 のボーナス
完全遮蔽 (物体が敵を完全に覆っている)
攻撃の対象に取れない
攻撃を受ける側が「抵抗」または「脆弱性」を持っている場合、ダメージが半分 (切り捨て) または倍になる
厳密には「ボーナスを加算 → 抵抗で半減 (切り捨て) → 脆弱性で倍化」の順に処理
機会攻撃
近接攻撃可能な間合い (通常 1.5m) から出ようとするクリーチャーに対し、アクション権を使わずに近接攻撃できる
自分が敵のそばを離れる場合にも発動するので注意
※「待機」アクションでリアクション権を使用済みの場合は使えない?
不可効力 (爆風で吹き飛ばされるなど) で間合いから出てしまう場合は発動しない
チャージ
チャージが必要な攻撃は、一度使うと条件を満たすまで再度使えない(遭遇時は通常チャージ済みの状態?)
再チャージ5-6 とあれば、「ターン開始時に 1d6 を振って、 5 以上ならチャージ成功」の意
その他
水中戦闘
(戦闘の1ラウンドは約6秒しかないので、数分息を止められるクリーチャーなら十分に戦闘が可能、っぽい)
近接攻撃 ... 以下の武器以外で攻撃する場合「不利」を得る
ダガー、ジャヴェリン、ショートソード、スピア、トライデント
遠隔攻撃 ... 大きい方の射程 (ある場合) での攻撃は失敗する、以下の武器以外で攻撃する場合「不利」を得る
クロスボウ、"投擲"特性のある武器
全クリーチャーが「火」ダメージへ抵抗 (1/2) を持つ
素手による攻撃
つかむ ... 「運動」ロールを振って敵をつかむ
相手は「運動」または「軽業」ロールで ↑ 以上の値を出せれば脱出できる
つかまれたタイミングで1度判定する他、以降のターンでもアクション権を消費して脱出を試みることができる
つかまれている相手は移動速度が0になる
つかんでいる側はいつでも (アクション権を消費せず) 離すことができる
つかんだまま移動する場合、 (対象が2サイズ以上小さい場合を除き) 移動コストが2倍になる
※ 自分より2サイズ以上大きい敵はつかめない
突き飛ばす ... 「運動」ロールを振って敵を突き飛ばす
相手は「運動」または「軽業」のロールで ↑ 以上の値を出せれば抵抗できる
成功したら、敵を 1.5m 遠ざける、または伏せ状態にすることができる
打撃 ... 攻撃ロールを振って、「1+筋力修正値」に等しい殴打ダメージ
素手には常に習熟しているものとしてよい
見えない目標への攻撃
見えない目標に当てずっぽうで攻撃を行う場合、
すっかり的外れの方向に攻撃した場合、確定で失敗
およそ正しい方向に攻撃できた場合も、攻撃ロールで「不利」を受ける
攻撃に失敗しても、どちらが原因で失敗したか、 GM は伝えない
おそらく、この場合の攻撃ロールはプレイヤーの見えないところで振る?
物体への攻撃
筋力技能を振る、または適切な武器を使用して物体の破壊を試みることができる
物体の hp, AC や抵抗は DM がよしなに決める
たとえば「精神」「毒」ダメージに対してはおそらく完全耐性を持つだろう